熟年のデヴィッドバーン
先日、4Kリマスター版の『STOP MAKING SENSE』を見て、
やっぱり良すぎたので、数日後『アメリカン・ユートピア』も見た。
一つ気づいたことがある。
例えば、一つのハイライト曲
「Burning Down The House」を聴き比べる・見比べるだけでもそれはわかる。
全盛期の頃と比べ、声量やエネルギーみたいなのはさすがに落ちているけれど、
歌いまわしのテクニック、たとえばしゃくりとか細かい語尾のニュアンスとかは、
最近の歌唱の方が優れていること。
ローリング・ストーンズのミック・ジャガーなんかもそうなんだよね、
自分の今のスタイルに合った最高のボーカルで歌い上げていて、
テクニックは落とすどころかまだまだ伸び続けていいる。
「老いる」のは決して悪いことじゃない、
というのを見せてくれるのはさすがデヴィッド・バーンだなと。
最高のライブ映画なので、
無理にでも時間を取って見てほしいなと思うばかり。