原盤権への投資ビジネスについて
近年相次ぐ大物ミュージシャンの著作権売買。
ボブディランやブルーススプリングスティーンなど大御所アーティストの曲も、
すべて売却する例が相次いでいたのは日本でも話題になったかなと。
以前も紹介したテッド・ジョイアが音楽投資ビジネスの未来についてのニュースレターを配信していたのが興味深かったので軽く紹介。
印象にのこった点をいくつか:
・音楽家はいまでも曲の権利を売りたいと思っているが、良い条件での買い手を見つけるのはもうむずかしいかも
・ほとんどのヒット曲は、権利が切れる前にそもそもリスナーを失ってしまうからあまり権利を購入する意味がない
・年月が経つたびに、音楽ビジネスはより音楽と関わりのない人が携わることになる。
Bandcampの例もそう。
・音楽の権利投資ビジネスは、ゆっくりと死を迎えると予測
うーん、なるほど。
知りたいような、あんまり知りたくなかったようなことがらがたくさん。笑
色々調べているとこういう記事も。
「現在の音楽流通の主流はデジタルです。つまり、音楽がアルバム単位ではなく、1曲単位で流通するようになった。これではアーティストにとって収入の柱であったCD売り上げが見込めません。そうした先行き不安から、楽曲の権利を売るケースが増えているのです。どうなるかわからない将来的な収入よりも、今のうちに現金化してしまおうというわけです。もちろんストリーミングで稼げばいいという考え方もありますが、全ての楽曲が同じように稼げるわけではありません。しかし、一括して権利を売れば、稼げない曲も一緒に売ることができるというメリットもあります」
なるほど・・・。
さすがに高騰しすぎてよくわかんない価格になってますが、これからどうなっていくんでしょうね。
Ted Gioia氏のニュースレターについてはこちらもぜひ。